風光明媚な笠岡諸島は、岡山県の南西端、瀬戸内海のほぼ中央部に位置し、大小30の島々からなり、うち7島が有人島です。

基幹産業は、石材業・漁業・観光など、島ごとに特色があるものの、少子高齢化が急速に進む中、産業振興の早急な対策が求められています。

橋を有さない諸島には伝統芸能や島ならではの文化が残り、人々の関係性や心の通った会話が訪れる人をもてなしてくれます。

ここに住む島民の存在そのものがサイトスペシフィック。

限界集落といわれる島は、決して疲弊してはおらず、むしろ、オルタナティブな生き方をまざまざと見せてくれる近未来社会です。

白石島の旧庄屋邸、北木島の石の工場跡、六島の空家などを会場に、アーティストが滞在制作を行い、止まったように見える島の時間軸と出会いの潮流軸で新たな価値観を織りなすように、島からアートブリッジを渡します。

Picturesque Kasaoka Islands are located in the south west edge of Okayama Prefecture, and in the middle of the Seto Inland Sea. It consists of some 30 islands deferring in sizes and seven of them are inhabited. Primary industries are quarry, fishery and tourism. While each island is distinctive, aging with a low birth rate is progressing rapidly. Something needs to be done to boost industries. The bridge-less islands, however, still retain traditional performing arts and culture as heritage. The caring relationship and dialog on the islands are special treats for visitors. Islands are classified as marginal villages with most inhabitants being senior citizens but the quality of life there is not deteriorated by any means.  Instead they show us alternative ways of living and they are more or less near futuristic. Artists will stay and work at Shiraishi-jima, Kitagisima, and Mushima islands. The combination of many elements such as time seems to stand stop on these islands, and artists will have diverse encounters will help them to spin new values. And the project will build an art bridge extending toward visitors.

Area News


2015.08.14

2015.08.20

2015.09.21

柳楽さんの滞在制作の終盤となる14日に、松浦邸でアーティストトークがありました。

北木島で岩本さんと小谷野さんのパフォーマンスがあります。

島巡りツアーが始まりました。


白い花崗岩が点在する白石島には、源平合戦の死者の霊を慰めたことが始まりとされる白石踊が受け継がれており、弘法山開龍寺や、

タイの名刹ワットパクナム寺院との交流により仏舎利塔が建立されるなど祈りの空間があります。江戸時代には沿岸航路の中継地として栄え、干拓が行われたため、漁業のみならず綿や桑を使った特産品の製造も行われていました。


柳楽晃太郎 NAGIRA kotaro

1983年 岡山県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科 工芸専攻 染織 修了。2015年3月まで、横浜美術大学工芸領域テキスタイルデザインコース専任助手。「布を織るのは辞め、世界を織ることにした。」「織る」は、社会を観察する視点。社会のモノゴトや人の関わりを織りこんでいく。

清水直人 SHIMIZU Naoto

1980年生まれ。岡山県在住。対象的な認識によって捉えるのではなく、関与し共通感覚(社会的な共通性と根源的な感覚)をはたらかせることにより、作品を通して社会と人間のアクチュアリティー、時代性を問いたいと考えている。


井口康弘 IGUCHI Yasuhiro

1983年信州生まれ。写真家。ソーシャルデザイナー。

立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科 比較組織ネットワーク学専攻 哲学者内山節ゼミ。2015年3月同研究科主席修了。台湾などにおけるアーティスト・イン・レジデンスでの創作活動、アイヌなど先住民族に関する企画での映像や写真を発表してる。現在の関心領域は、地域における信仰と民俗、先住民族の精神世界。

松岡美江 MATSUOKA Mie

1985 年香川県観音寺市生まれ。美術作家・デザイナー。神戸女子大学家政学部家政学科ファッション工科卒業。ロンドン芸術大学セント・マーティンズ美術大学んだ後、インスタレーション作品を中心に、空間演出、衣裳制作、子ども向けワークショップなど多方面に活動。土地に根付く産業への新しい価値の構築、伝統工芸、場所の再利用など、アート・デザインを通じて地域と人つなぐ活動を精力的に行っている。


■ラデック プレディゲル ワークショップ「パラダイスの帆をつくろう」

【開催日時】8月20日(木)  13:00~17:00
【会場】白石公民館

笠岡諸島最高峰の葩栗山(ばっくりやま)を中心に急峻な山々が連なっている北木島は、古くから北木御影石で知られ、江戸初期の大阪城修築、明治以降では、日本銀行や三越本店、日本橋や靖国神社大鳥居等をはじめとする構築物に石の島として大量に石を送りだしてきました。今回のアーティストのレジデンスで、新たな石の物語が紡がれていきます。


岩本象一 IWAMOTO Shoichi

1981年生まれ。神戸出身。主に叩いて演奏できるモノを奏する人。音で情景を描く音の詩人でありたいと思っている。インドネシア留学を経て2010年より岡山在住。ジャワガムラン教室を開催し各地でワークショップを行う一方、様々なグループに参加し演奏活動をしている。音を媒体として人と場を繋ぐこと、またその場から揺るぎのない音と沈黙を導き出すことを目指している。

小谷野哲郎 KOYANO Tetsuro

1970年東京生まれ。現在岡山県勝山在住。東海大学音楽学課程在学中よりバリ島のサウンドスケープ研究の傍ら、バリ舞踊を始める。同大学院修了後、1995年よりインドネシア政府給費留学生としてバリに留学。帰国後、プロのバリ舞踊家として活動を開始。バリの仮面やガムラン音楽、影絵を駆使しながらも、バリの枠にとらわれずに国内外で様々なジャンルのアーティストたちと公演活動やワークショップを展開。役者としてもコンテンポラリーの舞台などで活躍。


岡山県最南端の島は、中央の大石山の裾野が海岸部まで迫り、石垣の小道が縫うように走る。瀬戸内海を横断する重要航路で潮流の速い海峡を臨む、大正11年に建てられた六島灯台。島に自生する水仙が咲く早春は、可憐な花の香りに包まれながら、瀬戸内の眺望を楽しむことが出来ます。


住中浩史 SUMINAKA Hiroshi

1977年広島生まれ。99年明治大学商学科卒業。「アートというモノづくりで、コトづくりを」をテーマに、日常を暮す人々との関係の中、作品だけでなく出来事を創ることを活動とする。

生活の中で薄れている場や人のもつポテンシャルを、エンターティメント性をもちながら参加者との関係の中で表現する。

三友周太 MITOMO Syuta

1967年N.Y生まれ。東京薬科大学薬学部卒。医薬品開発の業務に関わる傍ら、制作活動およびアートディレクターとして社会とアートの係わり合い方をテーマにした活動を行う。光と影をテーマにした表現やSightseeing Buscamera Projectの運営、生命や科学、環境を盛り込んだワークショップや作品制作を行っている。



企画・運営:NPO法人ハートアートリンク

〒700-0982岡山県岡山市北区中島田町2-5-22-102

HP : (旧)NPOハート・アート・おかやま (新)Heart Art Link (代表:田野智子)